ピルの種類

ピルについて調べると、今では様々な種類のピルが発売されています。
アフターピル、低用量ピル、中用量ピル、超低用量ピル、相性など、
ここではどんな種類のピルがあって、それぞれどのような特徴があるのかお伝えしています。

一般的に「ピル」と呼ばれる薬は卵胞ホルモン(エストロゲン)黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンを配合しているものです。
含まれている卵胞ホルモンの量の違いによって低用量ピル、中用量ピル、超低用量ピルといった種類にわけられています。

低用量ピル

低用量ピルは、中用量ピルに比べて卵胞ホルモンの量が少ないものです。
月経困難症などの治療目的で使用したり、避妊目的での使用も可能です。
低用量ピルのメリットは薬量を必要最小限に抑えられているため、副作用が少なくほぼ100%に近い避妊効果が期待できる点になります。
デメリットは慣れるまで飲み忘れてしまったり、定期的に費用がかかるなどといった点になります。

中用量ピル

中用量ピルは、低用量ピルと比べて卵胞ホルモンの量が多く含まれています。

中用量ピルのメリットはホルモン量が多く含まれているため、緊急避妊目的でも使用できる点やイベントなどで生理が被らないために生理周期を遅らせるなどの際に適している点です。
デメリットは、ホルモン量が多いので血栓症のリスクが高くなってしまう点です。
なので現在では中用量ピルの長期服用はおススメをしていないです。

国内でのピルの処方は中用量ピルより低用量ピルや超低用量ピルのほうが主流となっています。

ホルモン量は増えますが、のみ忘れに強いというメリットがあります。
現在、避妊目的では低用量ピルが主流となっており、中用量ピルは女性ホルモンに関わる病気の治療に使われることが多くなっています。

超低用量ピル

低用量ピルより、さらにホルモン量を少なくしたのが超低用量ピルになります。

また含まれている黄体ホルモンはドロスピレノンといい、日本では初めての合成ホルモン剤になります。
メリットは体内の黄体ホルモンに近い自然な働きをする作用があるので、一番副作用がでにくいと言われています。
国内では超低用量ピルは主に月経困難症の治療目的として使用されていますが、海外では避妊目的としても認可がされています。

低用量ピル、中用量ピル、超低用量ピルの違いは女性ホルモン含有量の違い。

相性

ピルは、1シート内の女性ホルモンの配合のしかたで分けられます。
これを相性(そうせい)といいます。

1相性ピル

1相性ピルは、21錠中のホルモンの成分量がすべてが一定量になっています。
日本で認可されている低用量ピルの中では、ファボワールとマーベロンが1相性ピルにあたります。
(ファボワールとは、マーベロンのジェネリック医薬品で、マーベロンと同じ成分、同じ効果のあるお薬です。服用方法も一緒です。)

中高用量ピルはすべて1相性です。

1相性ピルは生理日の調整に便利なことから、ホルモンの変動がないため、体調の変化が起きにくいというメリットがあります。

2相性ピル

2相性ピルは、21錠中のホルモン量が2段階で変化するものとなっています。
前半の錠剤はホルモン量を抑えていて、後半の錠剤はホルモン量が増加していきます。

2相性の場合はピルを服用していないときの体内の自然なホルモン量の動きと同じため、身体に優しい作りとなっています。

3相性ピル

3相性ピルは、21錠中のホルモン量が1週間ごとに変えてあります。
本来の自然のホルモンバランスにより近くなるように、ホルモン成分が3段階にわけて変化します。
変化のさせ方は製品によって多少異なります。
日本で認可されている低用量ピルの中では
オーソ777 ・ トライディオール・トリキュラー・リビアン・アンジュ・ノリニール・シンフェーズなどが3相性にあたります。
自然なホルモン変動に近いというメリットがあります。

低用量ピルには、1周期中のホルモン量の変化により、1シート内での成分の配合がすべて同じもの(1相性)、後半にかけてホルモン量が増えるもの(2相性)一週間ごとに変えてあるもの(3相性)がある。

アフターピル(緊急避妊薬)

アフターピルは別名、緊急避妊薬とも言います。

避妊を行えなかったり避妊に失敗した場合、性行為後に服用することで妊娠することを防ぎます。
国内で処方されているほとんどのアフターピルは避妊失敗後から3日間(72時間)以内に服用することが推奨されています。
避妊失敗後から服用までの期間が短いほど避妊率が高まるため、より早く服用することが重要です。
また国内では現在、未認可ですが避妊失敗後から5日間(120時間)以内まで服用期間が長くなった海外の最新のアフターピルもあります。

あくまで緊急用となっているので、常用することは身体に大きな負担となってしまうため通常時の避妊はコンドームや低用量ピルなどでの避妊が推奨されています。

アフターピルとは性行為の避妊失敗後に服用するもので、常用はできない。