低用量ピルのメリット・デメリット

低用量ピルは『避妊するための薬』と思われがちですが、避妊効果以外にも生理痛の緩和・月経不順の改善・PMSの改善・ニキビ治療etc・・・
このように低用量ピルには女性にとって嬉しいメリットがたくさんあります!
このページではピルのメリットとデメリットについて詳しく紹介していますので、これからピルを始めようと思っている人はメリット・デメリットを理解した中でピルと上手に付き合っていきましょう。

低用量ピルのメリット

100%に近い避妊効果!

毎日服用を継続することによって100%に近い避妊効果があります。
コンドームの場合は1年間に約5%の人が避妊に失敗します。
しかし、低用量ピルの場合だと0.1%まで失敗の確率が下がります。
コンドームは安いし手軽に入手できる避妊方法ではありますが、正しい装着をしていなかったり破けた・外れたなどの事例も報告があります。
妊娠する確率を下げたい人は絶対的に低用量ピルがおすすめです。

PMS・生理痛が軽くなる!

ピルを飲むと女性ホルモン量が安定します。
そのため女性ホルモンの急激な変動によって自律神経が乱れて起こるPMS(月経前症候群)が軽くなり、生理前のイライラや不快な症状が軽減されます。
また子宮内膜が薄くなるので、月経過多も抑えられ経血量も少なくなり貧血も抑えられます。

ニキビ・肌荒れの改善!

ピルに含まれている黄体ホルモンの作用で、ニキビの原因である男性ホルモンを抑制します。
そのため「大人ニキビ」には非常に効果があるとされています。

月経周期が正しくなる!

ピルの服用を継続していると、一定の周期(28日周期)で月経が毎月きます。
「今まで生理が数ヵ月に1回しかこない」
「生理予定日がバラバラ」
などで悩んでいた方は生理不順の改善にもなります!

生理予定日をずらせる

ピルを服用していると、一定の時期に生理がきます。
そして飲むタイミングを変えるだけで生理を早めたり、遅らせたりすることが可能になります。
旅行・スポーツ・結婚式など大事なイベントがあるときにはとても便利な選択肢になります。

女性特有の病気の予防!

卵巣がん・子宮体がん・子宮内膜症・乳房の良性腫瘍などさまざまな女性特有の病気の発生率が下がります。
ピルで一定の黄体ホルモンを保つことで、黄体ホルモンが少なくなってしまったときに発生しやすくなる子宮体がんの発生率がさがります。
そしてピルには排卵を抑制する作用があるので卵巣がんにもなりにくくなります。
排卵のたびに卵巣の表面は破れて傷ついているので排卵をおさえることによって卵巣がんを防げることにつながりますね。

低用量ピルのデメリット

定期的に費用がかかる

毎日服用し続ける薬なので定期的に費用はかかります。(薬代+診察代)
病院によっては、最初に診察すればそれ以降は診察なしで薬代のみというところもあるみたいです。

血栓症のリスクがある

血栓症は1万人に1人の確率で起こると言われている副作用です。
また喫煙者の人の場合は血栓症になるリスクが高くなってしまいます。

慣れるまでに副作用がでる可能性がある

副作用が出る出ないは個人差はありますが、服用開始の1~2ヵ月目の間は吐き気・頭痛・嘔吐・不正出血などといった副作用がでることがあります。
服用を続けていれば副作用の症状は自然となくなってきます。

性感染症は防げない

低用量ピルは服用することによって妊娠することは防げますが
性行為をしたことで感染する性感染症は防げません。
なので性感染症をなるべく避けるためには、コンドームの着用が推奨されています。

まとめ

このように低用量ピルにはメリット・デメリットがありますが、飲む人にとってはメリットばかりのお薬です。
しかし残念なことに、日本の女性のピルへの認知度は欧米に比べて断然低く内服率はわずか1%しかないのです。
フランス41%、ドイツ37%、イギリス28%、アメリカ16%の内服率なので欧米と比較してもかなり低いことがわかっています。
避妊目的だけではなく、生理痛やPMSの改善のためとして使用している方がたくさんいます。
『ピルの飲んでいると世間的に悪いイメージ』があるのは日本だけで、欧米では『ピルを飲むのは当たり前』のことなのです。
単なるイメージや間違った情報を信じてピルを試さないのは非常にもったいないです。
重い生理痛や、月経不順の、PMSで悩んでいる人には一度ピルの効果を試してみてください。